これまでの道のり

夏。自分はもともと理系であり、数学ができると信じて疑わないラーメンさんは、一心不乱に数学の問題を解くものの、しかし実力は一向に上がらず。
秋になっても数学だけを必死にやるものの、しかし点数が取れない。しかもやってんのはIAだけなのに。おまえよく数III選択して高校卒業できたな。そんな声がこだまする中、とにかくこのまま数学をやっていて埒があかないので、とりあえずもう一つの苦手科目英語に取り組むことに。文法をやってみるも、単語レベルでの知識が欠如しているのでちょっとやばめ。そんなこんなであたふたしている間に秋が終わってしまいました。
冬に入るもう受験の季節。切羽詰まった人間の行動というものはおかしなもので、大学入試用の単語帳としてはどうだろうと疑われている「もえたん」が発売になったので、買ってみる。これが当たりで、とりあえず載っている単語を片っ端から覚えることに成功。すると不思議と文法理解無しでもそれなりに英文の意味が取れるようになってきて、問題もそれなりに解けるように。そしてここで重大な決断をする。数学を切るのです。
思えば長い道のりだった。高校1年からやりはじめた数学IA。ここまで必死に勉強してきても、その公式を覚えた端から忘れていく始末。でも、認めたくなかった。自分が数学を苦手とすることを認めたくなかった。しかしここまできたら、そんなことも言ってられない。ここで1日のサイクルの中で数学に費やす時間を政経に変更することに。そして政経の参考書を買ったのは、センター試験3週間前でした。
センター試験。結果的に志望校のセンター利用には不合格となり、あまり意味はなかったのですが、英語で110点強取れたことや(※前年度49点)、現代社会(倫理と政経の易しいところを取った感じの教科)で7割取れたことなど、自信に繋がり、意味はなかったものの意義はあったとするところです。つーか、いままで何勉強してきたって話なわけだけど。
そして一般試験。英文の意味がそれなりにわかり、解いていても張り合いがあった英語。現代文だけという試験科目の学校選択の勝利だった国語。あのあと2周ほど参考書を読み返した政経
自信はあった。けれど、不安もあった。受験番号を入力して、自分の誕生日を入れた次の画面に書かれた文字を見るまでは二つの感情が入り交じってた。
最後に一つ。政経に変えてよかった。