土曜登校

さすがに土曜日は授業を入れることを回避する人が多いらしく、学内がガラガラだったりするわけで、それは一般社会においても言えるわけです。普通、土曜日はお休み。
となると、家から2分歩くと田園風景を望めるとはいえ、一応は首都圏である我が地域。道路を行く車の数も、行楽地に通じる幹線道路でもなければ平日よりも減るわけであります。
また、バスの時刻自体も、平日とは違ったものになります。
今回はそういうお話。
僕の場合、平日では、登校した直後に受ける授業が降りるバス停から遠い校舎の場合は早い時間のバス、近い校舎ならばそれから30分ほど遅いバスに乗ることにしていますが、土曜日だとこの2つの時刻の中間に設定されているのです。
土曜日だけ起きる時間や準備を始める時間を変化させるのは、いざとなるとなかなか難しいものなので、早いバスにのるタイミングで準備を始めます。当然、準備が終わる時間は、家を出なければいけない時間より10分程度早いわけです。
んで、その10分を埋めようとします。
気付けば12〜3分経っています。
「やばい」
そう思って押っ取り刀で家を出ます。とはいっても、家からバス停まで徒歩6分。バス発射の10分前に家を出るというマージンを取っているので、8分前に家を出ても間に合うはずです。
しかし今日は土曜だった。
バス停までの最後の曲がり角を曲がった僕の目に映ったのは、発車時刻の3分前にバス停に滑り込む、自分が乗るべきバスの姿でした。今日はいつもより道路が空いているものの、運転時分はおそらく平日と同じようにしていることが原因でしょう。神奈中さんは(少なくとも僕の乗る系統では)平気で早発してくれやがりますので、さすがに走り出します。どうやら運転手さんもこちらに気付いて少し待っていてくれている感じです。そうしてほっとした次の瞬間。
こけました。
運が悪かったのは、下が微妙なアスファルトだったこと。これが完璧なアスファルトや、完全な砂利道ならばまだよかったのかもしれませんが、おろし金みたいなアスファルトの上をズサーっといっちゃいましたんで、傷はともかくとにかく痛い。
なんか、ズボンに血が滲んでいます。そして、オサレなジーンズみたいに膝のあたりが破けちゃってます。

僕は生きているんだと実感しました。