部屋探し日記最終回

部屋を見つけてきました。手付けも払ってきました。

朝6時50分の列車で滝川駅を出発。札幌駅で乗り換え、新千歳空港には8時30分ごろ到着。窓口でスカイメイト会員証を作り、その場で「スカイメイトで乗れる便で一番早いやつ」と言って航空券を購入。9時発の便が取れた。
トイレに行ったり飲み物買ったり出発口の金属検査でベルトのバックルがひっかかったりしつつてこてこと搭乗口まであるいて行くと、アナウンスが。どうものんびりしていたらもうギリギリの時間らしい。あわてて乗り込む。
飛行機は定刻に出発。機内にはオーディオサービスがあり、いくつかチャンネルがある中に「ナビゲーター 田中理恵」となっている番組を発見。聴いてみる。これが面白すぎ。ラジオ番組形式なのに、完全台本なのが一発でわかるほど演技しまくり。そしてその演技が凝りすぎ。「おかいつ」のお兄さんとお姉さんよりひどい。
なんて思っているともう羽田へ。定刻よりも20〜30分近く余計にかかったらしいが、東京に着いたとは思えない速さ。窓の外には雪も無く、ほどよくあたたかい。こんな感覚は修学旅行以来だ。修学旅行では逆だったけど(東京→旭川だった)。
さて、ここから小田急鶴巻温泉という駅まで行かなければならない。ここで思い出したのが、自分はそこまで行く経路を一つも調べていなかったということと、時刻表を忘れてきたということ。
一応、「小田急は新宿から出ている」という情報だけは頭にあったので、とりあえず新宿まで出ることに。羽田空港から新宿ならば京急とJRでなんとかなるはずなのだが、何を血迷ったかリムジンバスに乗ることに。倍近く、もしくは以上運賃かかるのに。
いやぁ、まさか平日の真っ昼間に、高速道路の、それも料金所でもなんでもないところで渋滞に引っかかるとは思いもよらなかった。げんなりしながら新宿駅ビルにあった中華料理屋でラーメンを食べる。この時点で14時ぐらい。
小田急新宿駅で券売機でパスネットを買い、改札を突破。急行箱根湯本行きに乗車し、まったりと過ごす。1時間以上かけて鶴巻温泉に到着。
調べた不動産屋に駆け込み、先日挙げた条件を提示して部屋探し。いくつかの物件を紹介され、そのうち1つは「ここだったら見にいけますよ」とのことなので鍵を渡され見にいくことに。
てくてくと歩いて小高い丘の上に。みつけた目的の物件。立て付けの悪いドアを開き、中を見る。真っ暗。雨戸が閉まっている。これが雨戸というものなのか、と感動しながら、いろいろ見て回る。古いという点以外では申し分無し。古いという点も別にこだわらないので、心の中でここに決める。
不動産屋に戻り、見にいった所に決めると告げる。決めたら契約金まで払うぐらいの準備はしてきたものの、今日払うのは手付金というものらしい。保証人の関係と、契約開始日が決まらないうちは契約できないとのことで。
郵便局のキャッシュコーナーでお金を降ろして払おうと、教えてもらった郵便局へ。中に入るとATMが無い。どこにもない。さてはここは窓口ですべての業務をやっている郵便局なんだな、と思い受付カードを引っこ抜いて椅子に腰掛けるために後ろを振り向いた自分の目に飛び込んできた物は、「キャッシュサービス」とかかれた電話ボックス。……じゃない、あれ電話ボックスじゃない、ATMじゃん。受付カードを返却してATMへ。お金を引き出す。
三たび不動産屋に行って、手付け入れ。帰ったら、契約開始日を決めて連絡をくれとのこと。
思ったよりもさっくりと部屋も決まり、ここから帰宅へ。はたしてラーメンさんは今日中に家にたどり着くことができるのか、それは次回。もしくはいつか。