ふそう元会長徹底抗戦

欠陥隠しは許されないことだとは思います。ただ、それによって低下したイメージだけで、何でもないようなことまで非難されている節があると思うんですよ。それに、「許されない」ということと、罪に問えるか、というのは別の問題だと思うのです。
んで、ふそうの元会長と隠蔽当時の会社に対する刑事裁判で無罪主張がされたのですが、

代理人を通じてコメントを寄せた増田さんは、最高刑で罰金20万円の虚偽報告罪について、「娘とその子供3人の死傷事件の責任としては、不当に軽すぎる」と改めて抗議し、「なお争うという姿勢に、三菱の人命軽視の姿勢がよく表れています」と厳しい言葉を向けた。

例えばね、例えば。ふそう側に重大な落ち度があって、死なせたとしましょうよ。でも、それと虚偽報告罪を認めるかどうかってのは別問題じゃないのですか。つまりだ、欠陥隠しはあっても、虚偽報告自体は無かったのかもしれない。
多分、この件は刑法の枠組みの中では、犯罪になるかどうか微妙なところなんじゃないかと思うのですよ。もしかしたら、「やったことを考えるとどうにしかして罪に問わなければならない」という前提がある中で、虚偽報告罪を出してきたのかもしれない。
このような状況で、「とりあえずおまえは悪いことしたんだから、こしらえられた罪を認めないのは人命軽視だ」というのは、個人的には納得できないわけですよ。感情としてはわかりますけどさ。